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我慢するお父さん

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先日、ドイツサッカースクールの1年生のお父さんと談笑した。

その1年生の子は、昨年夏、サッカースクールにやってきた。
数ヶ月たち、足でのボール扱いがちょっとづつ進歩してきた。
そして、何よりも、最近の表情に少し自信がみなぎってきている。
だから、上級生達が集まる中で、立ち居振る舞いも変わってきた。
こちらが、彼の存在感を前よりも感じるようになってきた。
成長している証拠だ。
その事を、息子さんのプレーを見ていたお父さんに、伝えた。

サッカーが大好きなお父さんは、はにかみながら笑顔で言った。
『 本当は、もっと練習してほしいんですょ。
家でも息子の見えるところにボールを置いているんですげど、息子は、なかなかサッカーしないんですよね~ 』

俺は、お父さんに言った。
本人がやりたいと思っていない時に、コーチや親が「やれ!」と言っても、あまり意味が無いですね。
もし、子供が大人の声に反応して、もっと練習をしたとしても、それは大人にやらされているということ。
その一時はやるだろうが、やらされている子供は、その内やら無くなる。
大人に言われればやり、言われなければやらない子供になる。

こんな話をすると、お父さんは応えてくれた。
『そうなんですよ、我慢しているんですよ』
その時のお父さんのリアクションは、本当に我慢している、今にもすぐさま出そうな言葉を抑えるのに一生懸命になっている様子だった。

お父さんの我慢は、素晴らしい。
そこで 『やれ!』 と言ってしまうのが普通の大人、親だ。
親がやって欲しい事を、そのまま子供に言ってしまう。
子供に自分の想いを押し付けないようにしているお父さんを立派だと思った。
そのお父さんの大きな器のお陰で、息子さんは、伸び伸びと成長できている。

小学1年生の彼は、サッカーが上達していく事を楽しんでいるようだ。
自分からやりたい、やりたくなるから頑張るし、上達できる。

『 お父さんの我慢 』に敬意を表します。

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