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ラーメンを運ぶ!ってのも大事な経験です!

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昨晩、高速道路のサービスエリアでの出来事。

 

私は休憩で寄ったサービスエリアのセルフサービス・レストランでラーメンを注文した。
自分の番号が呼ばれたので、カウンターへラーメンを取りに行った。
すると、どうだろう、ラーメンの丼には並々とスープが入っていた。
それを見た瞬間、これをこぼさずに運ぶのはなかなか難しいな、と思った。

その後、周りを見ていると、小学校低学年の子が自分でお盆と共にラーメン丼を持って、自分の席へ向かって歩いている。
そのラーメンも、私のラーメンと同じく、たくさんのスープが入っていて、今にもこぼれそうだった。
その子は、スープがこぼれないようにゆっくりとゆっくり歩いていた。
前を見て、ラーメンも見て、慎重に気をつけながら歩いているのが良くわかった。

その横で、同じ位の身長の子が、同じようにラーメンを持って歩き始めた。
するとそれを見ていたお母さんがやってきて、ラーメンの乗ったお盆を持ち出した。
危なっかしい子供のラーメン運び、子供がラーメンをこぼしたら大変だと先読みしたのだろう。

皆さんは、どう感じますか?
2人の男の子は同じラーメン丼を持って歩いた。
2人とも自分の席にたどり着き、ラーメンを食べ始めることが出来た。
しかし、1人は自分でラーメンどんぶりを苦労して運び終えて、食べ始めた。
もう1人は、お母さんに手助けしてもらい、苦労せずに、楽にラーメンを運んで食べ始めた。

この2人の子供には、明らかに違う経験値がある。
一杯のラーメンでだ。

1人の子はラーメンを取りに行き、一人でお盆を持って、お箸を準備した。
小学校低学年で、大人の手を借りることなく、最初から最後まで、ラーメンを食べるまでを自分でできたわけだ。
それに対して後者の子は、お母さんが助けていた。
もしかしたら、その子もお母さんの助けがなくても、自分の席まで行けたかもしれない。
しかし、お母さんが先回りして助けてしまったために、その経験をする機会を失くしてしまった。

大人が良い人になり、子供に手を差し伸べたことにより、子供の成長の機会を逃す事が多々ある。
子供が1人でできるかもしれないことを、大人は敢えて助けないほうが良いと思う。
大人がちょっと我慢して、失敗を恐れずに子供を見届けるのも大切な事です。

子供はどんどん成長する。
子供は自分で学び、行動できるようになる。
大人の気付きや行動が、子供の成長をストップする事があります。
子供に関わる大人達みんなが知っているべきことだと思う。

たかが一杯のラーメン、されど一杯のラーメン。
このラーメン一杯を食べる過程も、子供にとっては学びの時となります。

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