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弱者に立ち向かい、強者から逃げる子供達

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先日、6年生のフットサルリーグの試合を見て率直に感じたこと。
子供達にもっと強い心が必要だ。

 

ある試合で、対戦相手に、かなりの大型選手がいた。
大型と言うか、小学生年代ではめったにいない大きさで、見た目は中学生のようだった。
するとウチの選手達は、その大型選手にビビッてしまい、身体を当てに行かない。
相手に対して頑張らない。

大型選手のマークは甘くなり、そこから数的優位を作られ、前半、相手のやりたい放題。
大型選手をマークしない、彼のボールを奪ってやろうという闘志も無い、諦めている状態だった。
そのうち、先に失点をする。
すると、更に、走らない、闘わない、という情けない状況に。

 

ウチの選手達は、自分たちのチームがリードしている時は、めちゃくちゃ頑張る。
良く走るし、身体を相手にぶつけて闘うし、大きな声も出る。
弱者には、めちゃくちゃ頑張る。
しかし、相手がリードしていたり、相手が自分たちよりも格上だったりする時はこうなる。
走らない、闘わない、声も出ない。
この状況は、チーム全体に連鎖する。
強者相手には、全然頑張らない。
弱者のメンタリティーが、しっかりと現れる。

 

今の日本は、子供が生まれた時から、何不自由なく全てが揃っている。
着る服もある、食べる物もある、住む家もある。
日本では、餓死をする子供も少なければ、路上やマンホール下の地下で生活している子供など皆無だ。
経済的に豊かな国だからこそ、子供にとって必要以上に物が溢れている。
海外には、ただただ日々を生きる事に必死な子供達が山ほどいる中、日本は平和ボケしている。

私は、現代社会に生きる子供達は、軟弱に育っていると強く感じる。
試合で、苦しい状況に立たされた時に、闘わない、そして逃げる選手がいる。
その反面、苦しい状況下でも、必死に闘う選手がいる。
闘う選手たちが、競技スポーツの世界で、上へ上へとのしていくのは当然の事だ。

勝つために必死に闘う。
そのメンタリティー無しに、競技スポーツの世界での成長は、無い。

 

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