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スリを知らない子供たち、危機管理も学ぼう!

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先日の Traum Akademieトゥラウムアカデミー・ジュニアユース(長野県)での出来事。

 

中学生たちの荷物置き場。
そこに置いてあるバックの上に財布が無雑作にポンと載せてあった。
私はその財布を取り、これは誰の財布だ? と聞き、
これが海外だったらすでに財布はなくなってるぞ! と伝えた。
海外ではスリに遭うなんて日常茶飯事だ。
財布をポンと人の見えるところに置いておけば、財布がなくなっても何も言えない。
置いておいた貴方が悪い、と普通に言われる。

 

日本も昔に比べて治安が悪くなってきている。
日々、殺人事件のニュースを見聞きする。
しかし、スリは、海外に比べてとても少ない。
現に、ズボンのお尻のポケットに長財布を見えるように入れて歩いている人をよく見る。
海外なら、すぅーとスラれる危険性が高い。
スリに、サイフのありかを教えているわけだから。

 

中学生であっても自分の貴重品をきちんと管理する能力を付けなければならない。
私は、高校生の時、練習試合で他校へ行き、サイフを盗まれた経験がある。
我々のチームが試合でグラウンドにいる間に、更衣室を荒らされた。
盗んだ奴が悪いのは当然だが、貴重品をきちんと管理しなかった自分が悪かった。

 

普通に泥棒、スリは悪い行為だと教えられるが、物を盗まれる方の管理不足も悪いと言われる世界での常識を持つことも大切です。
日本ではなかなか自覚しずらい意識だと思います。
しかし、子供たちに、私の苦い経験、そして世界の常識も踏まえて、貴重品の管理を学ばせなければならない。

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