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冬、手が冷たい!と感じたらどうするか。

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ドイツサッカースクールのキャンプでの一コマ。

 

スクール生で2年生のチビちゃんがポケットに手を突っ込んだままサッカーコートで走る。

『 ポケットから手は出せよ~ 』

と伝えた。
しかし、時間が経つと、また、ポケットに手が入る。
また、ポケットから手を出すように伝える。

キャンプ地は、結構寒かったので、手が冷たかったのだろう。

『 手袋持ってきた? 』

首を横に振った。

 

サッカーをしている時、ポケットに手を突っ込んでいたら、危ない。
ボールを競り合えば、相手選手とぶつかり合う。
もし、バランスが悪くなれば、転んでしまう。
転ぶ瞬間、人は、とっさに手を突こうとする。
しかし、ポケットに手を突っ込んでいたら、反射的に手で対処することはできない。

 

雪道で、ポケットに手を突っ込んでいて滑って転んで危ない、のと同じだ。

 

冬を迎えて、手袋を持たずにキャンプにやってきた2年生。
もちろん手が冷たくても、ポケットに手を突っ込んでサッカーをやることは認めない。
手を出してサッカーをしていたら、手が冷たい。
だから、ポケットに手が入ったままサッカーをやる破目になってしまった。

彼は、このキャンプで、身を持って手袋の必要性を感じたであろう。
自分で手が冷たいと感じたら、次回は、必ず手袋を持参する。
手袋は冬の必需品だから。

子供にとって、経験は、何より大切だ。

 

 

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