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松本山雅の練習を見て、思い出した釜本邦茂さんの話

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先日、松本山雅FCの練習後、反町監督が選手とマンツーマンでシュート練習をしていた。
その時、ふと思い出した話だ。

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当たり前の話だが、サッカーは、ゴールを奪うと得点になる。
試合に勝つためには、ゴールを奪うことが必要だ。
だから、ゴールを奪う為のシュート能力は重要だ。
Jリーグでも、そして世界どこのリーグを見ても、ゴールを奪える選手(ストライカー)は、チームの中で重要な役割の選手だ。
だから、ストライカーは、価値も高くなり、年棒の高い選手が多い。
試合結果に大きく左右する選手だからだ。

数年前、日本サッカーの父と呼ばれたドイツ人のデットマール・クラマーさんが来日した。
その時、クラマーさんは、国内数ヶ所で講演した。
俺は通訳として一週間ほど日本各地をクラマーさんに帯同した。

 

ある晩、クラマーさんが日本代表コーチとして、メキシコ・オリンピックで銅メダルを取った時のメンバーが夕食に集まった。
メキシコ・オリンピックで日本代表コーチだった岡野俊一郎さん(元日本サッカー協会会長)、選手だった釜本邦茂さん(元日本サッカー協会副会長)、松本育夫さん(元川崎フロンターレ監督、元サガン鳥栖監督)。

その時、お酒が進み盛り上がっている中、俺は、釜本さんに、『ゴール、シュート』に特化して質問した。
釜本さんは、オリンピックで得点王になった日本サッカー界きってのストライカーだ。

釜本さんは、まず、『狙った所へ正確に蹴ることができるキック、シュート』 と言った。
その後、『今の日本人は、キックとシュートの練習が足りない』という持論を熱く展開してくれた。
すると、早稲田大学の先輩である松本さんは、『ガマ(釜本さん)は、いつもゴールへ向ってシュート練習をしていたんだよ』と、教えてくれた。
そして、『ガマの努力はね、流石だよ。本当に見習うべきだよ』と付け足した。

釜本さんは、『先輩、何にも出ませんよ!』と笑った。

その後、釜本さんは、『ゴールになるポイントへ正確にシュートを打てば入る』 と言う。
『俺は、置いてあるボールなら、目を閉じていても、ゴール内の狙った所へ蹴られるよ。
それは、本当に練習したからだ。
あと、俺は、ゴールになる二つのポイントを持っている。
そこへ蹴れば入るんだよ』 と話してくれた。
そして、その釜本さんの2つのゴールポイントも教えてくれた。

釜本さんは、自信に満ちた表情だった。
世界で得点王になったゴールゲッターの貴重な話だ。

 

シュートが入るかどうかで、サッカーの結果は変わる。
いくら良いゲームをしても、シュートが入らないと試合には勝てない。

子供たちに伝えるべき貴重な話だ。
サッカーの現場で、経験から来る一流の話。
常に子供たちにも伝えていかないといけないと思った。

先日、ソリさんと石原選手のシュート練習を見て、改めてシュートって大事だなと思った。

 

 

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