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「今」 じゃなく 「先」 を見つめて

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昨日、湘南ベルマーレの曺監督から電話があった。

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俺の近況を聞かれて話しているうちに、育成の話になった。
曺さんは、今、J1リーグを戦うプロチームの監督だが、かつて長く育成年代の指導者をしていたからだ。
子供たちの育成指導は、サッカー云々の指導よりも、人間教育が最も大切だと熱く語る。

 

昨夏、俺の湘南ベルマーレ時代の教え子3人(ケンスケ、カイケン、ユウキ)が長野へやってきた。

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俺は、彼らを中学2年生の時と、高校3年生の時に指導した。
その間は曺さんが指導していた。
昨年夏には、3人とも大学を卒業し、社会人になっていた。

夜、我が家の庭でバーベキューをやり、焚き火を囲み飲みながら夜な夜な話した。
すると、彼らは、当時は理解できなかったが、社会に出て働き出したら、ベルマーレで言われていたことは本当に役にたっていると言っていた。
当時のベルマーレで指導してもらった曺さんや西村さんは、かなり怖かったけど、あの頃に沢山説教されて良かった、と付け加えた。
(ちなみに、俺よりも曺さんの方がハンパなく怖いが。(笑))

俺達が、当時、彼らに常に言っていた事は、
『 挨拶をしろ!
ちゃんと人の目を見て話を聞け!
相手に向ってきちんと話をしろ!
整理整頓をしろ! 』

などだ。

更に、
『 仲間を思いやること!
感謝の気持ちを常に持つこと! 』
を大切にしていた。

電話口に俺が、昨夏、ウチで教え子達が語っていたことを曺さんに話した。
そしたら、曺さんがこう言った。

『 今、目先の為の指導じゃなくて、かなり先になって子供たちから良かったと言われる指導が良い!
それが、本当の子供たちへの指導だと思う 』

 

俺は、今、ドイツサッカースクールの子供たちに、昔と変わらない事を伝え指導をしている。

別に特別な事ではない。
普通に当たり前のことを、子供たちにはうるさいくらい伝えている。
たぶん曺さんは、今、Jリーガーであるプロ選手たちにも、同じことを伝えているだろう。
子供たち、もちろん大人にとっても、大切にするべき事は変わらないから。
今の笑顔、そしてその先、未来ある子供たちが笑顔でいられるように指導していく。

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