トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール【スタッフ募集のお知らせ】
ドイツ時代の教え子、シュテファン・アイグナーが引退した。
ドイツ時代の教え子の試合を初めて見たのが、フランクフルトでのシュテファンの試合。
試合前にチームが前泊するホテルで出迎えてくれた。
その時のスタジアムは50,000人のサポーターたちで満員だった。
スタジアムで見る教え子の試合に感激した。
私がドイツから本帰国した時、彼は17歳。
1860ミュンヘンの育成部門に所属していた。
私が関わった1860ミュンヘン時代の教え子たちは、その後、大勢がプロ選手、ブンデスリーガ―になった。
その教え子たちの試合で、初めてスタジアムで見たブンデスリーガが、シュテファンだった。
試合前のホテルへ会いに行くと、
『 Takeo がわざわざ日本から見に来てくれたから、ゴールをプレゼントするよ! 』
とプロ選手らしく格好良く言ったシュテファン。
満員のフランクフルトのスタジアムで走る教え子を見て、身震いするほど感動した。
子供の頃に関わった選手が、満員のお客さんの前で声援と拍手を浴びているのだから。
その試合で、シュテファンは、私に宣言した通り、ゴールを決めた。
その瞬間、スタジアムは地震が起こったようにどよめいた。
今でも忘れない感動。
試合後、一緒に夕飯へ行った。
彼が1860ミュンヘンで高校生の頃、札幌遠征があり、一緒に日本に来たことがある。
それから寿司をこよなく愛するようになったシュテファン。
ということで、フランクフルトの和食屋さんへお寿司を食べに行った。
そして、食事中にシュテファンから、決してキレイとは言い難いビニール袋を渡された。
中味は・・・さっきスタジアムで着ていたユニフォーム。
『洗濯してないからビショビショだけど、、、』
子供の頃は、やんちゃ坊主。
そのやんちゃ振りを、大人になっても発揮していた。
しかし、私にとっては、教え子からの最高のプレゼントでした。
その後も、ドイツへ行くたびに、シュテファンに会った。
前回、トゥラウムアカデミー・ジュニアユースの中学生を連れてドイツ遠征をした際は、レバークーゼンでプレーする教え子のユリアン・バウムガルトリンガー(オーストリア代表)と共に会いに来てくれた。
昔から人懐っこいシュテファン。
そのシュテファンが、プロ生活15年を終えて引退を発表した。
『お疲れさま!』
とメッセージを送った。
なんとなく寂しい。
シュテファンから返信のメッセージが来た。
『 Takeo 元気? またそのうち会えることを願っている。今は、暇になったので。笑 』
コロナが収束したら、引退したシュテファンの労をねぎらう会をやろうと思う。
ドイツで、ヴァイスビアーで乾杯!!
一緒に、乾杯出来る事を願っています。
シュテファン、長いプロ生活お疲れさま。
そして、教え子の試合をスタジアム観戦する夢を、現実のものとして見させてもらった。
ありがとう!
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子供たちがサッカーを通して育っていく中で、子供の自立を目指している内容です。
教え子の遠藤航選手(日本代表、ドイツ・VfBシュツットガルト)、菊池大介選手(栃木SC)との鼎談もあります。
遠藤航選手と菊池大介選手の子供の頃の話も満載です。
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サッカー少年&少女を持つ保護者の方々におススメします。
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