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コミュニケーション能力を育むには

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夕方、小学校の校庭に行くと、大勢の子供達が遊んでいた。

 

10人くらいでサッカーをやっているグループ。
数人で鉄棒。
数人で遊具で遊んでいる子供達。
校庭の端にベンチがあった。
そこに、4人の子供達が横並びに座り、ゲーム機を手に持ち夢中になっている。
サッカーや鉄棒、遊具で遊んでいる子供達は、仲間達とワイワイガヤガヤと騒ぎながら遊んでいる。
彼らには、仲間との会話があり、喜怒哀楽があった。
逆に、ゲーム機に向かっていた4人は、会話がなく、喜怒哀楽が無く、ただ、ゲームに目線をやり、指先だけを動かし夢中になっていた。
横並びに座っているが、別々に遊んでいるようだった。

 

俺は、サッカーチーム活動をしてきて、新しいチームに、新しい選手達が集まってくる様子を知っている。
全く知らない選手たちの集まる場所で、早く仲間を作れる選手。
数人でグループを作れる選手達。
それに反し、仲間を見つけることができず、作ることができず、いつも一人ぼっちでいる子もいる。
既に、まわりにグループができ、楽しそうに遊んでいる輪があるが、そこに入ることができない選手もいる。
仲間つくりをできない子、一人ぼっちでいる子、まわりの輪に入れない子には、いつも似ている点がある。
彼らは、自分から、他の子達に話しかけない。
人見知り、シャイなのかもしれないが、他人に関ることが苦手。
決定的にコミュニケーション能力が低い。

 

子供達の世界で、自ら動き出さないと、なかなか新しい場所で仲間つくりはできない。
そして、まわりのグループに入っていくことができない。
特に、コミュニケーション能力が低い子は、数ヶ月、仲間に関れない状況が続く時もある。
その内に、その集団の中でやっていけないと悩む子もいる。
現代社会では、コミュニケーションを取れない社会人が多くなってきている。
それが、ストレス発生の大きな原因になっているとも聞く。
ゲーム機が悪いとは思わないが、子供達には、会話があり、喜怒哀楽があり、コミュニケーションのある生活が好ましい。

 

将来、子供達が厳しい社会へ出て行くために、家庭、学校、地域で、面と向かった相手に会話ができる力、人と関る力をつけていって欲しいと思う。

 

 

 

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