News & Blog

朝、自分で起きない子供

カテゴリー:

朝、子供が自分で起きられないから、母親が起こしているという話を聞いた。
学校に遅刻してしまいそうだから、困って起こしているらしい。
よくよく聞くと、ほとんど毎日お母さんが起こしているらしい。

 

お母さんが、朝、子供を起こすのは、誰のためなのか?
お母さんが起こしてあげることで、お子さんの学校の遅刻はなくなる。
それだけをみれば、遅刻をしないことは良いことなのだろう。
しかし、お母さんは考えているのだろうか?
何故、子供は自分で起きられないのかを。
俺は、彼らは、起きられないのではなく、起きる気が無いと思っている。
サッカーのようなチーム活動をしていると、宿泊遠征、合宿があり複数の子供達が集団生活を行う。
俺は、子供たちと合宿などへ行くと、早朝、全員で散歩をする。
その時の子供の集まり方、様子を見ていると、彼らの家庭での様子が見える。
朝、きちんと起きてくる子は、顔を洗いシャキッとして集合する。
そして、寝癖ボウボウで、まだ半分寝ているような状態で宿の前に集合する子もいる。
だいたい、後者は同部屋の仲間に起こされて出てくる。
その他に、集合時間になっても寝ていて遅刻する子達もいる。
彼らの多くが、家で、日々母親に起こしてもらっている。

 

朝、お母さんに起こしてもらっている子の多くが、時間のマネージメントをできない。
翌日、何時に起きて、朝食にどれだけの時間が必要で、何時に出掛け、学校に何時に着く。
彼らは、この時間のマネージメントをしない。
彼らに、明日の学校で何時間目に何をするの? と聞けば、返事ができないだろう。
時間のマネージメントをしない子は、そこまで考えていないからだ。

 

母親は、遅刻しないために彼らを起こすのではなく、まず、彼らが何のために学校へ行くのか? を考えさせるべき。
そして、何時に何をするという、時間のマネージメントを習慣化させなければならない。
その為に、母親はエネルギーを使うべき。
世の中には、中学生や高校生もなって、母親に起こされないと起きられない子がいる。
それは、母親が良かれと思ってやっていることが、実は子供をどんどんダメにしている。

 

母親よ、気が利く鈍感になれ。

 

ドイツサッカースクール
無料体験受付中

長野市サッカークラブ
幼児 少年 サッカー

ページの先頭へ戻る