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自分のスリッパを揃える

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先日、息子と医者に行った時の事。

 

待合室で診察を待っていると、息子がトイレへ行った。
丁度、私たちが座っていた席の向かいにトイレがあった。
息子は、自分の履いていたスリッパを揃えることなく、トイレへ入って行った。
息子のスリッパは、トイレの方向を向いたまま脱ぎっぱなしで放置されていた。
私は、その瞬間、あ~、と溜息をついた。

私はそのスリッパがかなり気になる。
彼がトイレから戻ってきたら、スリッパについて話そうと思っていた。

しばらくして、トイレのドアが開き、息子が出ようとした。
私の気持ちは、すでにスリッパに集中。
しかし、息子は、トイレから出てきた瞬間にトイレ用のスリッパを揃えだした。
???

息子が、私の隣へ戻ってきたので、一言。
トイレのスリッパ、揃えたんだ~。
息子は、誇らしげに、ウンと頷いた。

しかし、私が言いたいのは違う。
じゃー、トイレの前で脱いだスリッパは?
すると、息子は、ヤバい、という顔をした。

 

私は、ドイツサッカースクール(長野市)でも、トゥラウムアカデミー・ジュニアユース(長野県)でも、子供たちに、常にスリッパ、靴等を揃えるように伝える。
しかし、キャンプ等の宿泊先でトイレのスリッパが、あっちを向いていたり、こっちを向いたりしているのは、日常茶飯事。
中学生の試合会場で、脱いだシューズが乱雑に置かれていることも多々ある。
こんな状況は見逃さない。

 

息子が、トイレの中のスリッパを揃えていたのは、昔に比べて成長したのだろう。
しかし、トイレ前で脱いだ自分のスリッパを揃えていなかったのは、まだまだ彼の足りない部分である。

自分の履物を揃える、更に人の履物も揃える。

履物をそろえると、心もそろう。
こんな話をしてくれる先生もいます。
子供たちには、こんな良い感性を持って欲しいと思っています

私は、都度、履物を揃える事を躾として子供たちに言い続けます。
人として、大切なことなので。

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