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壁を壊したら、ほっとけ!と言う事の大切さ

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先日、友人のご家庭で実際にあった面白い話を聞いた。

 

友人のお宅は、現在、中学生の男の子がいる。
時期的には思春期、反抗期だ。
先日、その息子さんと母親で口論になったらしい。
カッとして怒った息子さんは、壁をドンと蹴飛ばした。
そして、壁に穴が空いてしまった。
後日、母親が壁を直そうとすると、父親が一言。
『 そのままにしておけば良い 』
と答えたそうだ。

 

私が中学生の頃、親と口論をした後、私は、その度に襖を蹴っ飛ばした。
サッカーをしている中学生のキックだから、襖は、いつも見事に壊れていた。
明らかに、誰かが故意にキックしなければ開かない穴だった。
あの頃は、反抗期。
私は襖を壊すことに、全く罪悪感は無かった。
しかし、今思えば、ほんとに失礼な話だ。
改めて、両親に申し訳なかったと言うお詫びの気持ちが湧き上がる。

 

友人のお父さんは、あえて壁を直そうとしなかった。
いつか息子さんが、壊れた壁を見て、何かを感じてくれたら良いと。
子供が成長する過程で、思春期、反抗期は、誰にでも訪れる。
私も同様だったが、思春期は、ある一時の話だ。

 

怒って壁の穴を開けた、思春期の息子。
それを静観する父親。
息子が熱くなったその瞬間は、何を言っても響かない。
しかし、時間が経って、壁の穴をみた時に心に響くことがある。
その父親の器のデカさに、改めて感心した。

 

長野県ドイツサッカースクール
長野市 Traum Akademie
長野市サッカースクール

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