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危険と隣合わせ、だけど楽しい川遊びで学ぶ、釣り、泳ぎ、うなぎ獲りetc

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先週末、実家で久しぶりに刈谷市に住むおじさんと酒を飲んだ。

 

81歳になるおじさんは、今回、墓参りで松本を訪れていた。
私は大学生の頃、愛知県だったので、たまに刈谷市のおじさんを訪ね酒を飲ませてもらっていた。
おじさんは、シニアで野球をやっていたので、いつもスポーツの話で盛り上がった。
もちろん、おじさんは、中日ドラゴンズの熱狂的なファン。
しかし、野球だけでなく、Jリーグもよく知っていた。

会話の中から、愛知県は全国でも有数のうなぎ養殖地であり、おじさんがうなぎ好きだとわかった。
うなぎ好きのおじさんは、天然物、養殖物など、うなぎについて色々話してくれた。
あまりにも詳しいので、愛知県に住むようになってからうなぎに詳しくなったのか聞くと、そうでは無いと。

私の母とおじさんは、おじいちゃんの仕事の関係で、かつて、木曽に住んでいた。
長野県の山奥だ。
その木曽で、よくうなぎを食べたという。
木曽の川に仕掛けを作り、うなぎをよく捕まえて、家で食べたらしい。
コイも釣り、おばあちゃんが調理して食べたと。

昔話があまりにも面白く、どんどん聞いてみると、出てくる出てくる、いろんな食材が。
イナゴ、鳥、ハチの子なども捕まえた。
食べたくて捕まえているわけじゃあない。
とにかく楽しく遊んでいたら、結果、捕れたんだと言う。
もちろん、そこには『 おじいちゃんの教え 』があったようだ。

 

私は、子供の頃、松本市で育ち、近所を流れる女鳥羽川へよく遊びに出かけた。
ハヤ、ウグイ、マスなどを釣ったり、ザリガニを獲ったり。
釣りに飽きたら、夏場には、仲間とよく川で泳いで遊んだ。
女鳥羽川の水流は、大したことは無かったので、危険なことは無かった。

しかし、木曽川は、流れが激しく、水も多い。
そんなとこで遊んで問題なかったのかと、おじさんに聞いた。
すると、おじさんの子供の頃は、子供たちだけで木曽川の中でも安全なところを捜し、川で泳いで、遊んでいたと。

 

昔は、規制が少なかった。
私もそうだが、おじさんの話でも、いつも子供たちだけで遊んでいた。
それも、危険が隣り合わせの川でだ。
しかし、事故、怪我が起きないように考えて、気をつけて遊んでいた。
子供ながらに、何処で遊んだら安全か、危険かを、いつも考えていた。
当時、私自身、そして仲間も、川で事故に遭った事はない。

しかし、近年、毎年夏場になると、川での水難事故のニュースを多々見聞きする。
ニュースを見るたびに、川での遊び方を知らないのだろうと悩ましくなる自分がいる。

 

子供たちの遊びには、いつも危険は付き物だ。
家から一歩外へ出れば、事故、事件が沢山あり、とにかく危険だ。
しかし、子供たちは、いずれは自分で危険回避をしながら、行動できる様にならなければいけない。

何事も、経験から学ぶ機会を得る。

親、大人は、危険だからと言う理由だけで、子供を危険から遠ざけ、行動を規制するのでは、子供の成長はない。
危険なことを、常に、子供たちに伝え、考えさせ、経験させることが必要だと思う。
子供を成長させる為の子供自身の経験では、親、大人の勇気も試される。

とにかく、刈谷のおじさんのたくましさを見習って、子育てに生かそうと思う良い話がたくさん聞けた。
おじさん、ありがとう。
また、一緒に飲みましょう。

 

 

 

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