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少年サッカー指導の哲学を語る

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引き続き、先日、トレーニング視察へ来たSさんに熱く語った事がある。

子供の指導をする際に、何を大事にするのか?

 

俺は、能力が高いお子さんには、彼らが高校を卒業する18歳の時に、または大学を卒業する22歳の時に、どのような選手になっていて欲しいかを考えている。
それは、プロになるには、どうあるべきなのかと言うこと。

 

誰でも、目先の試合に勝ちたいものだ。
しかし、チームとして勝ちたい為に行うトレーニングと、子供達個人個人を育てるためのトレーニングは異なる時が多い。
(もちろん、一致するときもあるが)
その時に、俺が、どちらのトレーニングを選ぶかといえば、もちろん後者だ。
長くプロクラブで働き、コーチとして子供達をプロ選手に育てた経験から、目先の勝利よりも、子供を育てることに集中している。
どうやって子供を育ててプロにするかだけに頭を集中させ、日々真剣に子供達に向き合ってきた。

 

自分の経験上、プロ選手になる子供の方が、なれない子供よりも圧倒的に少ない。
プロ選手になった教え子は、自分が指導した選手全体の1%未満だろう。
99%の教え子たちは、プロ選手になれず社会人になっている。
それだけ、プロ選手になるというのは大変難しいこと。
Jリーグの某監督は、「プロサッカー選手、J1リーガーになるのは、東大へ入学するより難しい」と語る。

 

スポーツ、サッカーの試合には、勝敗がある。
だから、勝利を求めてトレーニングをしなければならない。
しかし、少年サッカーの現場では、目先の勝利だけでは無く、いつも子供達の将来を考えて指導しなければならない。

 

指導者は、子供達の未来に接している。
子供達に沢山の可能性が広がるように、俺は、指導をしていく。
常に子供の将来を見つめ、日々、彼らに何が必要なのかを考え指導をする。

指導者は勝利を追及したくなる。
それは当たり前のことだが、今、子供の為に、そうあるべきかを自問自答することが必要だろう。

 

 

 

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