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子供のスマホ、IT使用を考える

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先日、新聞で興味深い記事を読んだ。

 

ちょっと抜粋して、その記事をご紹介します。

「 iphone、ipadなどを送り出した米アップル社の共同創業者、スティーブ・ジョブズさんは、自分の子供にIT機器は使わせず、夕食のテーブルでは、本や歴史などあらゆる事を話したという。
東芝でフラッシュメモリーを開発した中央大学の竹内教授は 『教育環境の整っている日本で、早い時期からITに触れさせる必要性が分からない』とブログに書いている。
利便性と表裏一体の危うさを知る専門家ゆえか、わが子に制限を課すIT技術者や経営者は少なくない。

学習への影響を示す調査もある。
全国学力テストでは、使用時間が長いほど正答率が低くなった。
仙台市教育委と東北大の調査では、通信アプリの時間が数学の成績に影響したとの結果が出た。
愛知県刈谷市の小中学校は、一斉に夜間制限に乗り出している。

スマホは暮らしを一変させている。
簡単に情報が入る便利さに慣らされ、思考力が鈍っていないか。
子供が多くの情報に接するのは『判断力を見に付けてからでいい』とは、竹内さんの指摘だ。
大人も考える 断スマホ の時間が必要かもしれない。」

(信濃毎日新聞 斜面 2017.6.28付け)

 

 

上記の記事を読んで納得できる。
先日も、スマホを持つ高校生たちのスマホへの依存度の高さが数値として新聞に掲載されていた。

スマホを持てば、子供たちは、日々、ゲーム、ラインなどを楽しむ。
スマホを持つことで、何処ででも連絡が取れたり、行きたい場所を調べたりとかなり便利だ。
だから、真っ向からIT機器を否定するつもりはない。
しかし、その為には、子供とIT機器使い方の話し合いを持つべきだろう。

薬物に依存性があるように、スマホにも依存性がある。
未成年がスマホを使用してトラブルを起こすケースが多発している。
目に見えない、知らない相手と繋がり、トラブルを引き起こす可能性も高い。
スマホ、ネットを通じた犯罪ニュースを多々見聞きする。
現に、私も、指導していた子供がスマホでトラブルを起こし、その後の対応が大変だった経験がある。

だからこそ、大人が、親が今一度、子供のIT環境をしっかり把握していなければならない。

 

鹿島アントラーズの小笠原選手の子供が、友達とLINEをしたいからスマホを貸して欲しい、と言ってきた。
すると、小笠原選手は、 『 友達と話したいなら、直接友達の家に行け!』と答えたという。
その話を聞き、思わず爆笑してしまったが、私は、小笠原選手の考え方に大賛成だ。

子供たちには、相手の顔を見てコミュニケーションを取らせるべきだ。
それは、実際に現代社会で、相手の目を見て、顔を見て会話の出来ない子供たちが増えているから 。

まだ社会での生き方を知らない子供たちだからこそ、ITよりも先に、五感を使って外で遊び、人と接する事が大切だ。
人としてのコミュニケーションの原点を、子供達に学ばせる事が重要だ。

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