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年下の子を面倒見る(小学3年生編)

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先日のドイツサッカースクールでの一コマ。

 

新しくドイツサッカースクールに加入した子(Aくん)がやってきた。
Aくんは、2年生だ。
その会場には、同じ小学校の友達がいない。
知っている子もいない。

Aくんは、一人でどうしたらいいかと、モジモジしていた。

そんなAくんの様子に気付いたのか、3年生のDくんがAくんの方へ寄って行った。
『 一緒に試合やろうよ! 』
Dくんは、スクール開始前に、慣れた他の仲間たちとミニゲームをしていた。
そのミニゲームへAくんを誘った。
Aくんは、Dくんの声掛けに反応し、Dくんについて行った。
スクール前にミニゲームを一緒に楽しむことが出来た。

 

Dくんは、最近、ドイツサッカースクールの宿泊キャンプに参加している。
先日も、キャンプの二日目に別の予定がありながら、一日目から参加した。
一緒に一日目を過ごし、そして宿泊もして、寝食を共にした。
二日目午前中までの活動を終え、別の予定へ移動した。

宿泊キャンプでは、親元を離れて大勢の子供たちと一緒に時間を過ごす。
キャンプ中のほとんどは、高学年(5、6年生)がグループを仕切り、年下の面倒を見る。
だから、Dくんはキャンプ中、上級生の子供たちにお世話になっている。

 

ドイツサッカースクールに加入したばかりの子は、友達がいなくて、なかなかまわりの子供たちの輪に入ることは出来ない。
人見知りもするし、新しい環境へ馴染んでいくには時間がかかる。
だからDくんの声掛けは、Aくんにとって本当に心強く感じただろうし、温かな心配りだった。
Dくんは、まだ高学年じゃなくて、3年生だ。
そんな小さな子が、更に年下の子を気遣っている姿を見て感心した。
子供ながらに、困っている友達に気付いて、そこに自ら関わった。
その気付きと、行動力は、人として素晴らしい。

初めての場所でも、すっかり馴染む事が出来たAくん。
いつの日か、AくんもDくんを見習って、友達と、人と大いに関れるようになるに違いない。
Dくんが、小学3年生ながらに大きく成長している姿を嬉しく思った。

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