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人の話を聞く時、どうしてますか?

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ここ最近、人の話をじっと聞けない子供たちが多いことが気に掛かる。

 

日々、ドイツサッカースクールでたくさんの子供たちに接している。
各会場で、子供たちを集合させてトレーニングのやり方などの説明をする。
その時によくある光景。

①手や足でボールをいじり、話を聞いていない。
②友達と話をしていて、話を聞いていない。

俺は、話をしている最中、一人でも子供が話を聞いていないと感じると、途中でも話すのを止める。
そして、その聞いていないだろうと思われる子供に声を掛け、『 俺、今、なんて言った? 』 と問う。
問われた子供たちは、大抵、答えることができない。
当然だ。
話を聞いていないから分からないのだ。
たまに、何とか答えようとして、全然違うことを答える子もいる。

その後、俺は、話を聞いていた子供に、同じ事を問う。
するとその子供は、俺が話していた事をきちんと答えられる。

 

俺は、子供たちに話をしている時、必ず子供たちの表情を見ている。
すると子供達は、2つのグループに分類される。

①話し手をきちんと見ている子。
②話し手を見ていない子。

見ていない子供の多くは、下を向いていることが多い。
それならまだ良い。
もっとスゴイのは話し手に背中を向けるなど、全然話し手とは違う方向を見ている子供。
そのような時に、俺は、話を止めて、『 話を聞くときは、どうしたら良い? 』 と問う。
子供たちは、『 相手の顔を見る 』 『 相手の目を見る 』 等、きちんと答える事が出来る。

 

人の話を聞く事。
子供たちは、家庭、学校、スポーツ団体、習い事等で、当然、人の話を聞かなければならない機会がある。
そして、社会へ出れば、会社、取引先など、何処へ行っても同様だ。
その時、きちんと相手の話を聞けることは大切だ。
また、話を聞くときの態度も重要だ。

 

先週、子供たちに話を聞く態度について伝え、正したが、また今週も同じことが起こる。
特に、話を聞けない子、話を聞く姿勢が悪い子は、毎週同じ顔ぶれだ。
人の習慣は、今日明日では簡単に変わらない。
だから、日々、口を酸っぱくし、何度も何度も伝えなくてはならない。

今、話を聞けない子が、いつの日か、きちんと人の話を聞く事ができる様に変わってきたら嬉しい。
その子供たちが人の話をきちんと聞けるように習慣づけていく。
大人が根気よく付き合えば、子供は必ず変わる。

 

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