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対戦相手を褒めるコーチからリスペクトする気持ちを学ぶ

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先週末、6年生が長野市内の小学生チーム フェローズさん と練習試合をした。

 

試合中、俺は、ベンチからゲームを見ていた。
対戦相手のチームの選手がシュートを打ち、ウチのゴールキーパーがシュートストップをした。
すると、ピッチ内から 『ナイスキーパー! 』 という声が掛かった。
その声を聞いた瞬間、俺は『ん???』 となった。
誰が声を掛けたか分からなかったからだ。
うちの選手の声掛けか?と思って見過ごしていた。

しばらくすると、また同じシチュエーションになった。
ゴールキーパーがシュートをストップすると、またもや
『 ナイスキーパー! 』 という大きな声が飛ぶ。
しかし、その声は、明らかにウチの選手の声ではない。

その声の主は、レフリーをしていた対戦相手のコーチさんだった。
その後も、彼は、ウチのキーパーがセービングをすると、『ナイスキーパー!』と声を掛けてくれていた。

 

俺は、子供たちに、自分がサッカーの試合をしたい時、1人ではできない、と伝える。
・チームメート
・対戦相手
・レフリー
・コーチ
・関係者(試合、大会等では運営をしてくれる方々)
彼らがいなければ、サッカーの試合は出来ない。
サッカーをする、見る上で、常に彼らに対するリスペクトは必要だ。

 

親は、自分の子供がかわいいものだ。
だから、どの親も自分の子供を応援するのは当然だ。
しかし、子供が試合をするには、チームメート、対戦相手、レフリーが必要。
だから、自分の子供だけでなく、彼らの事も応援してください、と俺は保護者にお願いする。

サッカーの試合には勝敗があるから、いろんな気持ちになる。
それでも、リスペクトする気持ちがあれば、気持ち良くサッカーを楽しむことが出来るはず。
今回のコーチさんには、頭が下がります。

子供たちにも、その度量の大きさを肌で感じてほしいと思った。

 

先週末 対戦相手を褒めるコーチの方を見て、それこそが本当のリスペクトだと思った。
リスペクトの精神。
サッカー、スポーツ、そして社会で必要なものである。

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