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ドイツサッカースクールに指導者が視察にやってきた

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先日、ドイツサッカースクールに親しくしている指導者が視察にやってきた。

トレーニングを見させて欲しいと依頼してきた友人のSさんだ。
Sさんは、長年、県選抜の指導者等を歴任している。
今回は、息子さんも一緒に来た。
息子さんは、初のドイツサッカースクール参加だ。

俺はトレーニングをしながら、その意図をSさんに伝えた。
なぜ、このトレーニングをするのか?
なぜ、その方法論を選んだのか?
トレーニングでのポイントは何なのか?
そのトレーニングから、どのような効果を望んでいるのか?
等々。

現状の成果、課題も含めて、俺の分析を伝えた。
Sさんは、真剣に話を聞き、その後、彼が感じ思う事を話してくれる。
そして、多々、質問もしてくる。
俺は、Sさんの感じた思いを聞き、それに対して、俺の感覚も伝える。
質問にも全て答えた。

Sさんは、俺のトレーニングを見て、 『 タケオさんは、もっと高度なトレーニングをしていると思っていました 』 と言った。
俺の回答は『 今、この子供達には、それよりも大切なことがある 』と言う事。

俺は、AC長野パルセイロでジュニアユースの監督をしていた時、彼にコーチの依頼をした。
そして、彼は、俺の気持ちに応えてくれて、外部指導者として一緒にパルセイロの中学生たちに指導をしてくれた。
だから、彼は、パルセイロ時代にやっていた俺のトレーニングを知っている。
確かに、当時、俺は、もっと高度なトレーニングをしていた。
彼は、俺の過去と現在のトレーニングの比較もできていた。

俺は、彼に話した。
いつの日も、どこのクラブでも、俺は、そこにいる子供達を見て、レベルを分析し、その子供達に、今、必要なことを伝えている。
トレーニングは、子供達の為にあると。
それが、コーチとして、最も大切な事だという、俺の哲学も伝えた。

Sさんがドイツサッカースクールにやってきてくれて、シモコーチと3人での熱いサッカー談義は、楽しかった。
みんなが、自分の思いを語る。
Sさんの向上意欲は凄かったが、俺の向上心も負けず劣らず強い。
お互いが、自分の哲学を語り、相手の話を聞く。
熱い時間、実に楽しい、とても有意義な時間だ。

最後に、Sさんから、俺の知らない技術論を聞いた。
また、新しい技術論に触れ、最高の学びの時間をもらった。

指導者として、常に進化しなければならない。
学びに終わりはない。

Sさん、またの熱いサッカー談義を楽しみに。
ありがとうございました。

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