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痛い!でも大丈夫って言える子供

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ドイツサッカースクールで、子供が大泣きしていた。

 

俺たちが立っているコートの反対側で、K君 が泣いていた。
そして、K君のまわりに3、4人の子供たちが寄り添っていた。

こちらに来るように手招きで子どもに伝えると、泣いているK君に、Y君とR君が付き添ってゆっくりと俺の方に歩いて来た。
やってきた子供たちに、『 どうした? 』 と聞いた。
すると、R君が 『 Y君の蹴ったボールがK君の顔に当たっちゃって。。。 』
Y君は、K君に、『 ごめんね  』 と謝っていた。
K君も、泣きながら 『 いいよ 』 と応えていた。

しかし、ボールが当たった顔面は、かなり痛かったらしく、K君は、良いよと言いながらも泣き続けていた。

 

コートの反対から、俺たちのところまで来る際、故意ではないもののボールを顔に当ててしまったY君が一緒に来た。
そして、一緒にRくんもやってきた。
Y君は、故意ではないものの、K君の顔にボールを当ててしまったから、K君と一緒にやってきたのは普通の事だ。
その反面、R君は、K君にボールを当ててしまったわけではない。
R君は、直接、今回の出来事に関与していないが、K君に付き添って一緒にやってきた。
R君は、K君が泣いていることに対して、心配して、そこで関りを持った。

 

Y君とR君は、俺の所まで来る際、泣きじゃくっているK君の背中を自然にさすり、肩を抱いてやって来た。
その2人の仲間を思いやる光景は、素晴らしかった。

仲間を思うY君とR君の行動と気持ちにリスペクトする。
特に、直接プレーに関与しなかったR君が寄り添ってきた事には驚いた。
R君の行動は、立派だった。
ちっちゃな小学3年生たちだ。
子供の思いやりのある行動に、いいな~と心から思った。
そして、そんな仲間がいてくれたK君は、幸せ者だなとも思った。

スクール中に、子供たちの素晴らしいコミュニケーションを見た。
小さいながらに、子供たちが自ら仲間を思いやり、行動できた事が嬉しかった。

ちょっとした思いやりの行動。
大人になっても大切にしなければいけない。

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