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「考えろ」 と言われる前に考えて!

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先日のフットサルリーグ終了後の後片付け、モップ掛け。

 

ウチのチームの数人の子供達が、モップ掛け用のモップを持って、何も考えずにボーっと体育館に立っていた。
彼らは、今、自分が何をどのようにするべきかを考えていなかった。

モップ掛けを始めた子供たちもいた。
彼らは、自分で何をするべきかを考えて行動していた。

この時点で、チーム内に考えて行動した子供と、何も考えない子供の2グループに分かれていた。

 

その後、自分で考えないグループの子供達は、自分で考えてモップ掛けをスタートした自チームの仲間を見て、その方向へやっと歩いて行った。
自分で考えなかった子供達は、仲間の行動を見てやっと動き出した。
私は、このような子供達に、いつも言う。

『 他人を見て行動するな! 自分で考えろ! 』

他人の真似をした時、その他人が間違った事をしていたら、自分も共に間違ってしまう。
自分で考えて行動すれば良い。

 

サッカースクールでも同じような光景を目にする。

コーチが子供達に次にやるメニューを伝えた後、直ぐに、まわりの仲間を見る子供がいる。
まわりの仲間が何をするのかを見て、それから行動する。
コーチが言った事を、自分でどうするかを考え行動すれば良いのだが、それが出来ない子供が多い。
もし、コーチの言った事が分からなければ、理解できるまで、再度コーチに質問すれば良い。
子供が分からない事を分からないと正直に言える事、更に自分でわかろうとする事は、素晴らしいことなのだから。
子供は、こうやって成長する。
分からない事を分からないままに通り過ぎるより、よっぽど間違って直すくらいの方が良い。

しかし、自分の理解度を考える前に、ぱっとまわりの子供達を見て動く子は、他人を見て真似することが習慣化されている。

分からなければ聞く。
自分で理解して行動する事が大切です。
たとえ、その理解が間違っていても、また直せば良い。
間違っても、恥ずかしくない。

 

とにかく、自分で考える。
サッカーにおいては、とても大事なことです。
それだけでなく、家庭や学校生活でも同様です。
そして、将来社会へ出れば、絶対にもっと必要な力です。

だからこそ、子供達には根気良く「考えろ!」と言い続けます。

他人を真似るのではなく、自分で考える子供達に育って欲しいものだ。

 

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