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大人がああしろ、こうしろと言い続けたら、子供はどうなるか。

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今、世の中では、大人の指示を待つ子供が増えている。

 

サッカーの試合で、大人が子供に向かって、『 パスを出せ! 』  と言えば、パスを出す子供は多いだろう。
試合中のポジションを修正するために、大人が子供に、『 広がれ! 』  と言えば、子供は広がるだろう。
大人に 『 右を見ろ! 』  と言われれば、子供は、右を見るだろう。

ドイツでは、右を見ろ!と言われた時に、わざと左を向く子もいるが、日本では、大抵の子が右を向く。
日本の子供は、大人から何かを言われれば、素直に言う事を聞く傾向がある。
そのような素直な日本人の子供たちに、大人が日々指図をし続けたらどうなるか?

子供は、常に、大人の指示に従がって行動するようになる。
そして、次第に大人の指示を待つようになる。
そのうち、大人の指示がなければ動かなくなる。

 

少年サッカーの試合中、ピッチからベンチや観客席をチラチラ見る子供がいる。
そのような子は、大抵、ベンチのコーチ、観客の中にいる保護者を気にしている。
いつも大人の目、評価を気にしているわけだ。
これらの原因の多くは、子供がいつも大人から指図をされているから。
大人に言われた通りにやらなければならない、という子供の心理状態の現れだ。
いつも自由で、子供が自分で考え、判断をするような環境下で育っていれば、子供は、大人を’チラ見’したりはしない。

私は、子供が、大人をチラチラ見ながら行動することを好まない。
大人の目を気にしながら行動する子供には育って欲しくない。
私は、子供たちに、のびのびと育って欲しいと思っている。
子供は、子供なりに自然に育つことが大切だと思っている。

 

私は、少年サッカーの試合で、ベンチから、あまり指示を出さない。
それは、子供が指示待ちになりやすいから。
出来る限り、子供の行動を静観し、必要最低限のアドバイスと指導をする。
子供が自ら考えるようになる為に、大人は、子供に極力指示を出さないようにした方が良いと思う。

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