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休む勇気がありますか?

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現在、トゥラウムアカデミー・ジュニアユースは、夏のオフ期間中。

 

オフの理由は、
①心身のリフレッシュを図る。
②しっかりと休み、心身のバランスが良くなると、今後の怪我が減る。
③身体が大きくなる。
④チーム活動から離れる事により、子供達は、またサッカーに飢えて、サッカーがやりたいと言う気持ちが強くなり、チーム活動に戻ってくる。

 

私は、1年間に2回、夏休みと冬休みに、子供たちにしっかりと休みを与える。
たまに、保護者の方から、『 もっと練習をして息子を鍛えてください 』 と言われた事もあるが、子供と保護者に長期オフの理由を伝え理解してもらっている。
オフと休養は、トレーニングや試合と同様に、子供たちにとって、とても大切だ。

 

ドイツでは、 毎年、夏と冬にチーム活動が休みになる。
学校とサッカーの無い長期オフを意図的に作る。
それは、ドイツに限らず、ヨーロッパでは普通だ。
以前、オランダへ行った時、友人のブラード氏がロッテルダム・フェイエノールトの育成部長だったので、クラブハウスを訪問した。
当時、3年連続オランダ最優秀育成部門賞を受賞していただけあり、ヨーロッパ中のクラブがフェイエノールトへ研修に来ていた。
丁度、私が訪問した時には、プレミアリーグ、マンチェスター・シティーの育成部長らが研修に来ていた。
ブラード氏は、マンチェスター・シティーの方々にプレゼンをしていた。
その合間をぬってグラウンドへやってきては、一緒に子供達のトレーニングを見ていた。
丁度、フェイエノールトの子供達は、夏の長期オフ後のトレーニングだった。

私は、ブラード氏に、長期オフについて聞くと、私と同様の考え方を持っていた。

その夏、フェイエノールトは、ユースの子に3週間のオフを与えていた。
そのオフが、2週間は、学校とクラブの無いオフ。
しかし、残りの1週間は、学校が休みでは無かったため完全オフにはならなかったらしい。
ブラード氏は、学校とクラブ活動の無いオフを、子供たちに3週間取らせたかった、と言っていた。
ブラード氏も、それだけ長期オフの重要性を説いていた。

 

今の子供達は、とにかく忙しい。
学校とクラブ活動と塾、その他の習い事などなど毎日多忙だ。
だからこそ、あえて気を抜く休息、休養の時間を作り出す必要がある。
大人も同様ですが、思い切って休む勇気、が必要です。

トレーニング、試合、休息はバランス良く組み合わせて考えるべきだ。
休む事は、それくらい重要です。
子供達は、休む事で心も体も大きく成長する。

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