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シモコーチのドイツ紀行 終わりに!(後編)

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ドイツサッカーに続いて、一人旅についてです。

 

『 一人旅は、人を成長させる 』とよく耳にします。
私も一人旅を終えた今、お恥ずかしながら、自分なりに成長を感じています。

 

一人旅をしていると、全てが計画通りに進む事は、あまりありませんでした。
私自身の準備不足もありますが。
準備の大切さも痛感しました。
しかし、いくら準備をしても、ハプニングは付き物です。
良いハプニングもありますが、予期せぬトラブルや失敗は、いくらでも起きます。
それをどうやって対処して乗り越えていくか、常に考えさせられました。

 

失敗の一つ、ベルリンで気を許した瞬間の事でした。
ブランデンブルク門に着いて、トルコ人らしき観光客グループに写真撮影を頼まれた。
彼らは、私にカメラを預けて、写真撮影。
私も、一枚、自分を入れた写真を撮りたかった。
彼らは気の良さそうな人たちだったので、私の携帯電話で写真を撮ってもらうことにした。
グループの彼らは、何か笑っていた。
シャッター音の直後、嫌な予感・・・的中!
私の携帯を持って走り出すではないか。
やられた!と思い、瞬時に無心に追いかけました。
すると彼は止まって、追いかける私に携帯を返してくれた。
それは、気を許した私への、彼の冗談だったらしい。
笑えない、冗談にならん!!!と怒りと失望を感じた。

 

気を許してはいけない治安にハッとさせられた、私の失敗でした。
今となっては、怪我もなく、携帯電話も手元にあって良かった。
外国での治安における良い学び(冷汗)でした。

 

そんなこんなで、旅での失敗は繰り返し挑戦できますし、何とでもなる事が多かったです。
計画通りにいかない時は心臓も高鳴り、緊張もしましたが。
旅にはそういった許される失敗を経験することができ、失敗した時の対応力を身に付けるための良い勉強にもなりました。

 

また、国が変われば、価値観が違う事にも触れました。
ドイツ国内のバス、電車移動中、ホテル、その他の場所でも、いろんな国の人々に接しました。
いろいろな価値観が世界には当たり前のようにあふれているんだ、と改めて気づかされました。
そのような違いと向き合う事で、価値観の違う柔軟な考え方や、寛容な姿勢が身についてくるはずです。
それは、いろいろな状況や環境でうまくやっていく対応力、適応力にもつながると感じています。

 

そう思うと、なんだか一人旅は、サッカーと共通する事が多いですね。

 

サッカーも、自分自身で判断し決断して実行するスポーツです。
練習や試合で、全てが計画通りに進む事は、あまりありません。
予期せぬトラブルや失敗は、いくらでも起きます。
それをどうやって対処して乗り越えていくかを考え実行します。
スポーツでの失敗は、繰り返し挑戦できますし、何とでもなる事が多いです。
まさに海外一人旅のようです。

 

私自身も、一人旅の様に、子どもたちがそういった許される失敗がどんどん経験できるスクールであり、子どもたち自身が対処して乗り越えていけるようにサポートしていきたいと思います。
こうして頭では理解していても、 実行する事はなかなか難しい。
だからこそ、一歩一歩、子どもたちの成長の為に頑張ります!!

 

 

 

 

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