【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】
ドイツに戻って、涙した。
ベルギーからドイツへの帰路。
途中、オランダを通った。
草原の中に、風力発電の風車がたくさん並んでいた。
私にとっては、懐かしいオランダの風景です。
長野では見られない光景です。
これで、ドイツ遠征ではあるものの、ベルギーに滞在、更にオランダを通過。
よって、３カ国に行ったことになります。笑
ホテルへ戻り、夕食の時間。
一人の子が、泣いていた。
どうした？？？
と思うと、まわりの子たちは、笑っている。
これはどうしたことか。
事件勃発？
もう一度、本人に聞いてみた。
どうしたの？
しかし、本人は泣いていて、何も答えず・・・・・
その為、他の子に聞いてみた。
まわりの子は明らかに悪戯のない笑顔だったので、大丈夫と思っていたが。
この日、バスをチャーターしてベルギーへ行った。
練習後、日本代表の遠藤航選手（シントトロイデン）と一緒にランチできることになった。
バスの運転手さんに、ドイツへ戻る時間を遅らせるようにとお願いした。
しかし、それは無理だと言われた。
運転手さんは、私たちの後に、次なる送迎が入っていて忙しいらしい。
ドイツに急いで戻らなければならなかった。
運転手さんにお願いして、出発をちょっとだけ遅らせてもらった。
それは、ラッキー。
しかし、運の悪いことにベルギーからドイツへ帰るアウトバーン（高速道路）は渋滞。
予定の時間ギリギリに、バスはドイツのホテルに到着した。
運転手さんは、急いでた。
私たちスタッフは、寝ていた中学生たちを叩き起こし、急げ急げと焦ってバスから降ろした。
涙事件はここで起こった。
食事会場で泣いていた Y 。
バス降車の際に、寝起きに、急いで荷物をまとめてバスから降ろされた。
本人は焦って、アタフタしていたようです。
そこで自分のキャップを忘れてしまったらしい。
よくありがちな話です。
そのキャップとは、昼間、日本代表の遠藤航選手にサインを書いてもらったキャップ。
Y は、自分のキャップにサインを書いてもらっていた。
子供たちにとって、現役日本代表の遠藤選手のサイングッズは、宝物になるであろう品物。
Y は、その貴重なキャップをバスに忘れてしまった。
本人は、ホテルでその事に気付いた。
しかし、みんな仲間です。
後から降車する仲間が、Y の忘れ物に気が付いた。
そのキャップを持ってバスから降りてくれていた。
仲間たちは、Y にキャップの事を夕食まで内緒にしていた。笑
夕食時、みんなの前でYにキャップが手渡された。
Y は、自分のキャップを手渡され、驚き、言葉にならない。
そして、最後に泣き出した。
Yは、貴重な遠藤選手サイン入りキャップが戻ってきて嬉し泣き。
仲間の思いに、男泣、でした。
ホテルの部屋でキャップを無くした事に気付いた Y は、相当凹んでいたらしい。
みんなが口々に言った。
よかったね、Y !
しかし、中学生がみんなの前で泣けるくらいの存在価値ある遠藤選手のサイン。
遠藤選手の存在の大きさを改めて感じる時間でした。
仲間の存在も大きかったですね。
嬉し涙で良かったです。笑
つづく
【トゥラウムアカデミー・ドイツ遠征にご協賛頂いた皆様（順不同）】
・北川 昌紀 様 （三重県立いなべ総合学園高校サッカー部監督）
・一場 哲宏 様 （一般社団法人伊勢原fc フォレスト代表）
・遠藤 航 様 （シント＝トロイデン、ベルギー）
・林田 和真くん ご家族 様
・東山 快斗くん、俐紅くん、雄大くん ご家族様
・影山 雅永 様 （U-20 日本代表監督）
・宮澤 剛史 様
・森岡 卓也 様 （もりおか整骨院）
・瀧澤 幸一 様
・大栄電気設備株式会社 様
・鈴木 徹 様 （株式会社 鈴機 SZK）
・竜野 樹くん ご家族 様
・曺 貴裁 様 （湘南ベルマーレ監督）
・小林 誠くん ご家族 様
・吉田 達磨 様 （前ヴァンフォーレ甲府監督、元アルビレックス新潟監督、元柏レイソル監督）
・横田 和明 様
・小林 邦雄 様 （松本トレセン）
・塩瀬 英明 様 （エフクロ・efukuro）
・福田 秀敏 様
・北澤 一真くん ご家族 様
・池田 竜也 様
・中村 波空くん ご家族 様
・小湊 啓一 様
・小林 聡 様
・大谷 誠一 様
・宮越 宏一 様 、 秀子 様
・小嶌 知二 様
皆様のご厚情に、心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。
絶賛発売中！
菊池大介選手（柏レイソル ）と遠藤航選手（日本代表/シント・トロイデン/ベルギー）との鼎談あり
『 ニシコーチの 子・育つサッカー ～泣き笑い個性満開スクールデイズ～ 』
予約注文 ： 全国の書店で予約もしくは注文できます。
又は、下記まで。
【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】
