News & Blog

松本山雅FC反町監督の分析と戦術、はまった

カテゴリー:

昨日は、J2リーグ、松本山雅FC vs 愛媛FC のDAZN中継解説だった。

 

DAZN中継の全体ミーティング終了後、メンバー表をもらった時、驚いた。
松本山雅FC反町監督は、スターティングメンバーにセルジーニョ選手とパウリーニョ選手を入れた。
この2つのポジションの選手変更が何を意味するのかを、試合前ずーっと考えていた。
キックオフ直後、右サイドでセルジーニョ選手が、愛媛選手へアタックしボール奪取、そのまま攻め上がり、最後は、石原選手に繋ぎゴール。
その後、山雅は、高崎選手にボールを預け、高崎選手の背後へセルジーニョ選手が出て行き、最後は、石原選手がつめて2-0。
その瞬間、あーこれか、と思った。
反さんの采配が的中した。
高崎選手、セルジーニョ選手、石原選手の関係性は、非常に良かった。
ボールを保持しながら前へ出てくる愛媛に対して、スピードのあるセルジーニョ選手と石原選手のシャドーは、かなり効いた。
パウリーニョ選手の中盤でのボール奪取は素晴らしかったし、自分を追い越した後のボールへの対応、プレスバックも良かった。
愛媛がポゼッションをした為、ボランチにパウリーニョ選手と岩間選手を配置した事で守備力がかなりアップした。

 

この試合前、松本の順位はそれ程良くなかった。
しかし、J2リーグの中位は勝ち点がつまっており、大混戦。
その為、他会場の結果によって一つ勝てば順位が大きく変わる可能性があった。
結果、昨日の試合終了時点で、松本の順位は7位へ上がり、プレーオフ圏内が視界に入ってきた。

 

昨日も、監督の采配は面白かった。
相手を分析し、ゲームの流れを読み、戦術を決めて、メンバーの配置を考える。
昨日は、反さんの戦術が面白いようにはまった。
ライブでゲームを見ていて、とても面白かった。
解説という仕事ではあるものの、放送室で存分にフットボール観戦を楽しんでいる自分がいた。

フットボールは奥深い!

 

ページの先頭へ戻る