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中京大学サッカー部の後輩・吉坂圭介(大分トリニータ)との再会

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先週末のJ2リーグ、松本山雅FC vs 大分トリニータ の試合前。
大分トリニータのロッカールームへ行った。

 

 

中京大学サッカー部の後輩で、大分トリニータでゴールキーパー・コーチを務める吉坂圭介。
ケイスケに会った瞬間、開口一番、彼が言った。
『 ニシさん、変なメッセージ行ったっすよね! 』
『 おー、もらったよ。相変わらずだな。さすがお前だと思ったよ!』
『 いや、違うんすよ! 』

 

数日前、彼からFACEBOOKでメッセージをもらった。
『 今、暇かい? 』
彼は、私が大学4年の時の2年生。
我々は、大学の体育会系なので、完全な縦社会。
先輩に向かって 『 今、暇かい? 』 という敬語の無いメッセージは無礼だ。
昔、やんちゃだった彼ならではの挨拶だと私は思った。
そのメッセージに 『 誰かと間違ってるだろ? 』 と返信した。
『 いいえ、違ってないですよ。 頼みたいことがあるんですが 』
何か聞くと、
『 コンビニでBitCasch点数をカードで買ってきて欲しいんだけど、いいかな? 』 と返事が来た。
先輩に対して、完全に失礼なメッセージ。
怒りの返事を送ったが、その後、音信不通。
・・・・・。

 

スタジアムでケイスケに会い、
『 ケイスケ、あのメッセージ、相変わらずだな! 』
すると、
『 そんなわけないっすよ! 』
彼は、平謝り。

『 FACEBOOKのアカウントを乗っ取られて、知らない間に大勢に変なメッセージが送られてたんすよ! 』
『 ほんとか? 』
『 ほんと、すんません 』
『 じゃー、俺は、ケイスケじゃなくて、知らん人とメッセージのやりとりしてたんか? 』
『 多分、外人の詐欺師とやりとりしてたんだと思いますよ! 』
恐ろしい話だ。

大学を卒業してから彼に全く会っておらず、約20年振りに再会した瞬間の会話がこれ。
私たちの大学時代からの先輩後輩関係を物語っているようだった。
試合前だったので、挨拶だけ済ませて、私は、放送室へ上がって中継のリハーサル。

 

 

リハーサル終了後、再度ピッチ階へ降りた。
彼のウォーミングアップを見た。

 

 

ウォーミングアップ前、ケイスケは、ゴールキーパー達を集めて話をしていた。
約20年振りに、彼が、ピッチに立っている姿を見た。

 

 

ケイスケには、存在感があった。
その存在感をみて、嬉しかった。

 

 

試合中、松本山雅FCが、サイドからクロスを上げると、大分のゴールキーパーがキャッチするシーンが多かった。
中継解説をしていて途中で感じた。
やけに、大分のキーパーが、クロスのボールをキャッチするな、と。
その後、クロスが上がる前、大分のキーパーを見ると、少しづつゴールからポジションを前に上げていた。
クロスが上がった瞬間、思い切ってボールにアタックしていた。
それが毎回、だった。

 

試合を終え、中継が終了し、再度大分のロッカールーム前に行った。
ロッカールームから出てきたケイスケと、試合について振り返った。
『 クロスの際に、キーパーが、勇気を持って前に出ていただろ? リスクはあるけど、チャレンジ、トライさせてるだろ? 』 と聞いた。
すると、ケイスケは、
『 その部分は、大事にしてます。前に出るように伝えてます 』
言った。

 

彼に会ったのは、約20年振り。
昔、大学サッカー部のグラウンドで一緒に汗をかいた仲だ。
その後輩が、今、Jリーグのコーチとして頑張っている事が嬉しかった。
そして、彼が指導している選手が、ピッチでトライしている姿を見て嬉しかった。
彼が、コーチをしているからだな、とつくづく感じた。
昔、一緒にやんちゃをした後輩。
その彼が、今、指導者として活躍している事を、本当に嬉しく思う。
新しい刺激とエネルギーをもらった。

 

 

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