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アウトドアでの食事は気持ちが良い

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Facebook で繫がっている友人、知人達からよく言われる。
「 いつもバーベキューしてるよね 」

俺は、バーベキューが好きだ。
いや、バーベキューというよりは、外で食べる食事が好きだ。
それは、ドイツ、ヨーロッパでの経験から来る。

俺は、ドイツへ留学した最初の頃、語学学校が斡旋してくれたホストファミリーにお世話になった。
その家族(ヴァルターさん)は、週末、必ず庭でブランチだ。
毎週末、天気さえ良ければ、朝10時過ぎくらいから、庭で食事を始める。
食事が終わっても、ヴァルター家のおじさんや、おばさんは、新聞や雑誌を読みながら、庭でコーヒーを飲んでいた。
子供たちは、そこで宿題を始めたり、トランプやチェスをしていた。
外は木々が茂り、木陰で涼しいし、芝生の上でのんびりするのがヴァルター家の週末だった。

ケルン体育大学に居た時、俺は、大学の学生寮で生活した。
寮と寮の間には、高い木々が並び、芝生の庭があった。
俺は、寮の仲間と、夏場、毎晩のように庭で食事をした。
バーベキューの時もあれば、ドイツらしく、パン、ハム、チーズだけの時もあった。
寮内のキッチンで作った夕飯を庭に運び、よく食事した。
すると、一人、また一人と友人達が集まって来た。
そよ風が心地よく吹いて、自然の中で食事するのは最高だった。
豪華な食事でなくても、本当に美味しく感じる。

食後は大学の仲間と、庭で焚き火をしながら夜遅くまでビールやワインを飲み、熱く語り合ったものだ。
アウトドアでの食事は、俺にとって充実した優雅な時間だった。

ドイツを含めヨーロッパでは、街中にあるカフェ、レストランは、歩行者が行き交うスペースの歩道にテーブルと椅子を置いている。
お客は、日中サングラスを掛けたまま、歩道のテラスに腰掛け、コーヒーやビールを飲む。
その席で、みんな普通に食事もする。
行き交う人や車道を走る車を眺めながら、友人や家族、いろんな人たちと会話を楽しみながら外での時間を過ごす。

俺が、外で食事をしていると毎晩バーベキューをしているように見えるのだろう。
しかし、俺は、外で時間を楽しんでいるだけだ。
ウチでも食事を、外に運んで、外のちょっとしたスペースでのんびりと食事をしたり、アルコールを飲んだりする。
俺には、そのゆったりとした時間が、とても優雅な時間に感じる。

アウトドア=バーベキュー!ではなくて、普通の食事をアウトドアで。
気分も変わり、家族でも、友人でも、いつもと違う会話が弾むだろう。
忙しい日本では、こんなゆとりの作り方があっても良いと思う。

 

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