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次に何する?って考える良い経験

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6年生の試合での一コマ。
今やっていることが、次に繋がるべきだと考える必要がある。
俺は、静観。

 

試合前のウォーミングアップを見ていたが、全くもって試合に向けて!という感じでは無かった。
おまけに、試合前のレフリーによるチェックが始まろうとしている時に、ベンチにいたのは半分くらいの子供たち。
残りの半分は、まだシューズを履けていなかったり、ユニフォームを着ていなかったり。
俺は、それを見て、頭の中では、ゲームの入りは良くないだろうと予想していた。
しかし、俺は、子供たちに怒ることなく、ゲームに送り出した。

 

ゲームが始まると、相手にガンガン攻められる。
そして、案の定崩されて開始数分で失点。
ウチの選手はというと、相手にプレッシャーを掛けに行かない、球際に弱々しく行って負ける、などなど酷い内容だった。
ハーフタイムになり、ベンチに戻ってきた子供たちを一喝した。
彼らが試合へ出場するための、心の準備と、身体の準備ができていなかったから。

 

俺は、試合前に子供達の悪い状態を一喝すれば、試合は、少しは良い状態で入れたと思う。
しかし、俺は、子供たちに自らやらせて、「 ダメだった 」と言う経験が大事だと思っている。
悪かった経験の方が、大人に何か言われてやるより、子供たちに大きな刺激になると思う。
現代社会は、とかく、子供が何かやる前に、失敗しないように、大人が先回りをして指示をする。
俺は、子供たちが失敗をして学べば良いと思う。

 

ハーフタイムに戻ってきた時、子供たちは、逆転をしてリードして戻ってきた。
自分たちで、何とか出来た事も、良い点だと評価している。
しかし、ゲームに勝っていようがなかろうが、ダメなものはダメということを、子供たちに伝えた。
真剣な眼差しで、お説教を聞く子供たち。

 

自ら行動を考え、失敗し、学ぶ。
自らやったことだからこそ、印象にも残る。
今後、試合に向けて準備する彼らが、どのように行動するかが楽しみだ。

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