先日、子供とサイクリングに行った時のこと。
広大なリンゴ畑の中を走っていると、息子が、
『 ちょっと待って! 』
と立ち止まった。
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ふと見ると、農業用水路に見慣れぬ機械が設置されていた。
羽がついた自転車のタイヤフレーム。
フレーム部分には魚のオブジェまでついている。
電気モーターなど使われていない。
しかし、完璧にリズム良くタイヤは回っている。
水路の水の流れが利用されていた。
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羽が水に押されてタイヤが回り、タイヤの二箇所にくくりつけられている空き缶が水の中に沈むと、その缶の中に水が入る。
タイヤフレームが回転し、空き缶が上がってくると、上に設置された木箱の中に水が注がれる。
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その木箱につながった管を通って、畑のバケツに水が溜まる仕組みになっている。
自動水汲み装置。
完璧である。
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子供達も、カシコイなぁーと、エコ発明に感心するばかり。
ちょうど畑におじいしゃんがいたので挨拶をした。
すると、おじいちゃんは、子供達に向かって、
『 夏休みの自由研究で作ってみな! 』
と笑顔で言った。
確かに、アイディアを出しての物作りは面白い。
現代社会は、便利な作られた物で溢れている。
お金を出せば、なんでも手に入る時代だ。
そんな時代だからこそ、自分で考えて作った物に触れる機会は貴重です。
そして、エコ発明は、自然環境にとっても良い。
最近、地球温暖化が進み日本もゲリラ豪雨の嵐だ。
自然環境に配慮した発明は、今後必要不可欠だろう。
自宅に戻って子供が言った。
ウチにもエコがあるよ、とジョロを指差した。
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水の入ったジョロ。
子供曰く、
雨樋の下にジョロを石で押さえて置き、雨水を貯めているらしい。
その水で、うちの花壇に水やりをしているらしい。
自宅でできるエコ。
素晴らしい。
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