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世界で戦える、精神的にタフで逞しい選手を育てるには、どうしたら良いのか?

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先日、18歳以下日本代表の影山監督(カゲさん)と戸隠神社へ行った。

 

 

参道を歩きながら、カゲさんに聞いてみた。
世界で戦える選手を育てるには、どうしたら良いですか?

 

先日、長野市のUスタジアムで行われた、Jリーグ・インターナショナルユースカップ。
カゲさんとU16日本代表の森山監督と一緒に、スタンドで見させて頂いた。
代表監督のお二人から、年代別日本代表が世界で戦っている現状を聞いた。

身体面で日本人をうわまるドイツ、イングランドなどヨーロッパの国々の選手たちが、昔に比べてかなり高い技術を身につけている。
そうなると、今のところ、身体面でヨーロッパの選手よりハンディを持つ日本人は、どの部分をストロングポイントとして世界と戦っていかなければならないのか?

お二人は、言う。
とにかく、世界で戦う上で、絶対に必要なのは、精神的にタフで、逞しい日本人を育てなければならない、と。

 

カゲさんは、Jリーグのファジアーノ岡山で監督をしていた時、雪山に選手たちを連れて行った。
身体が埋まる程の雪中を、雪をかき、押しのけて山を登る。
通常でも、ただ前進するだけのことが大変な雪の中を、ひたすら、前へ進む。
日が暮れてくるので、平らで無くとも、その時点で山の斜めの場所にテントを張る。
選手達は、雪山の斜めに張られたテントで夜を過ごした。
斜めの雪上で寝るのは、とても大変だったらしい。
一度、大雪で下山できず遭難寸前だった事もあったらしい。
もちろん、各グループに、野外活動の専門ガイドをつけていたが。

 

カゲさんは、子供が逞しく育つ為に、精神的に追い込まれる経験が必要だと思うと語った。
危機迫るギリギリの世界を経験することで、人は逞しくなる。
限界に接することで、人は、強くなるだろう、と言っていた。
納得です。

 

ある意味、グラウンドで、サッカーのトレーニングをやるだけでは足りない。
日本には、大和魂、武士道など、日本古来の素晴らしい精神、文化がある。
あえて原始的な世界に身をおく事も必要だと感じた。
世界で戦える日本人選手を育てる為に、何が出来るのかを、今一度、考えたいと思う。

 

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