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私のフィロソフィー(哲学)は何か

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先日、ドイツサッカースクール前に、スクール生のお母さんと談笑した。

 

『 ちょっと早すぎましたか~? 』
スクール開始時刻よりも、かなり前だった。
どうやら息子さんは、早く会場に来てボールを蹴りたがったようだ。
そのお母さんは、普段お仕事をされているので、いつもは祖父母さんが息子さんを送ってくる。
しかし、その日は、たまたま学校で音楽会があり、お母さんが送ってきた。
スクール前で私も時間があったので、息子さんのスクールでの様子などを話した。

息子さんは、スクールに加入した最初の頃は、完全なチビちゃんだった。
スクール中に転倒したら、いつも痛がって、しばらく倒れたままでいた。
しかし、最近は、ちょっとくらい痛くても、そのままプレーを続ける事ができる様になった。
よく痛がっていたので、年上の子達にも面倒を見てもらっていた。
だからなのか、最近は、自分より年下のチビちゃん達の面倒を見るようにもなった。
子供ながらに、明らかに人として成長している。

 

私は、今までフットボールを通じて沢山の子供たちを指導してきた。
その中から、プロ選手になった子達も大勢いる。
フットボールのコーチとして、いつもプロ選手を輩出するつもりで子供たちに関っている。

プロになるか、ならないか?
どちらが多いかと言えば、もちろんプロにならなかった子の方が多い。
ある意味、プロになる子は、自分が関った子の1%にも満たないだろう。
だから、私は、子供たちの技術、戦術の向上はもちろんだが、それよりも人間性の成長を強く求めている。

 

私は、フットボールをビジネスにして、人に関りを持っているのではない。
人に関りを持つことをビジネスとして、それにフットボールがある。
私は、子供たちが、フットボールの面も、人間性も成長できるように導く。
ちっちゃなこと、些細なことでも、子供が成長することに関り、そこに喜びがある。
子供たちに笑顔が溢れる事が、嬉しさに繋がる。
子供たちに笑顔が溢れれば、ご家族の皆さんも笑顔になり、我々スタッフも笑顔になる。
自分に関るみんなが、笑顔に溢れていられるように。
その為の自分はサッカーコーチであり、その為に生きているのかな、と思う。

これが、自分のフィロソフィー。

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