先日のドイツサッカースクールでの一コマ。
A がミニゲームの最中に私のところにやってきた。
どうした? と聞くと、B に手の指を蹴られた、と言った。
さて、どうしたものかと、私の元に B も呼んだ。
2人で話し合うように伝えた。
すると、A も B も、相手を見ることなく違う方向を向いている。
お互い目を合わすどころか、向いている方向が全然違う2人。
友達がやっているミニゲームを見ながら、話をしている。
私は、その様子をしばらく眺めていたが、あまりにも不自然なので、2人を別の場所へ連れて行った。
2人がミニゲームを見ることができない場所へ。
そして、きちんと面と向かって話をするように伝えた。
今、世の中でコミュニケーションを取れない人たちが増えている。
相手に自分の意思、気持ちを面と向かって、言葉で伝えられない。
相手の意思や気持ちを感じ取ることができない。
ある意味、現代病だと思う。
電子機器が発達し、子供たちの遊びは、子供同士の人と人の繋がりではなく機械を相手に遊ぶ機会が増えている。
感情を伝え合う必要がない遊びです。
その弊害が明らかに出ていると感じます。
話し合いを終えた2人は私のところへ戻ってきた。
その時、2人は私の顔を見て話をし、お互いの顔も見ることができていた。
会話をする時は、相手の顔を見て、目を見て話をする。
当たり前の事とは思うのですが、恥ずかしがらず、思い切って、自分の意思を、自分の言葉で伝える訓練が、あえて必要になってきています。
人は人と、目と目を合せて話し合い、繋がり合い、成長します。
コミュニケーション力は、日々の積み重ねが大切だと感じています。
相手が親子でも、友達でも、誰でもです。
あなたは、上手く自分の意思を伝えることができていますか。
出来る限り、相手の顔を見て話をしましょう。