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信毎杯視察で思いがけず教え子に再会

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昨日も朝から松本の信毎杯長野県ユース選抜サッカー大会へ。

 

 

U13北信トレセンに弊団体トゥラウムアカデミーから6名が選出され、出場していたので視察。

 

 

炎天下の中、みんなよく頑張っていました。
この大会を通して、選手各々に成果と課題が見られました。
子供たちは、通用したこと、しなかったことがあり、沢山の良い刺激と経験になったと思います。
大切な事は、ここで得たことを、明日からの自チームの練習、試合で活かす事。
そして、チーム全体に良い刺激になって行く事も大切です。
今後、ステップアップするか否かは、日々、一日一日の活動によります。
今後の子供たちがいろんな事に取り組み、努力し、精進する事を楽しみにしています。

 

 

ところで、昨日、会場に突然思わぬ来客があった。
来客と言っても、事前に全く連絡はなかった。
本当に、突然で驚いた。

 

 

私がAC長野パルセイロ・ジュニアユースで監督をしていた時の教え子 K 。
たまたま昨日のブログを読み、今日も私がいるかなと思ってやってきたと。
もしかしたら、私はいなかったかもしれないのに(笑)。
サッカー場内には、多くの関係者、保護者が観戦に来ていた。
そんな中、よく私を見つけてくれた。
嬉しい限りである。

K は、AC長野パルセイロ・ジュニアユースが、初めて長野県を制したときの選手。
センターフォワードで、大事な場面で、常にゴールを決めてきたストライカー。
彼は、柔らかなボールコントロールと素晴らしいキックを持っていた。

彼は、私がAC長野パルセイロに来て初めて出会った時には、チームで一番走れなかった子だった。
そんな彼に、チーム練習がオフの日に、1日15分を2回走れば、必ず走れる選手になれるよ! と伝えた。

私は、トレーニングで常にボールを使う。
ボールを使わない素走りは、ほとんどしない。
彼は、私の見ていないところで努力をしていた。
その努力を継続していた。
当時、彼は、走っている! とは私に言わなかった。
自分のために、コツコツと積み上げていた。
その結果、中学3年生になった時には、チームでトップレベルの走力を保持していた。
やっていますと口で言わずとも、グラウンド上のプレーを見れば、彼が陰で努力していたことは、一目瞭然だった。
サッカーは、嘘をつかない。

更に当時、彼は、練習が終わると、仲間と必ずミドル、ロングキックを黙々と蹴っていた。
キックが上手かったのは、日々の積み重ねがあったから。

 

昨日、彼と、トゥラウムアカデミー・ジュニアユースの子供たちが出場しているトレセンの試合を一緒に見た。
走ることが苦手で、守備をサボり、私に怒鳴られていた事を思い出し、2人で爆笑した。
そんな彼だったが、中学3年生の最後には、きちんと前から守備をするようになっていた。
それには、見えない努力があったからだ。

 

上手くなりたければ、走れるようになりたければ、強くなりたければ、努力が必要だ。
そして、更に上のカテゴリーへ上がって行きたければ、努力が必要だ。
プロサッカー選手になりたければ、努力が必要だ。

私の教え子でプロサッカー選手になったのは、1%未満。
プロサッカー選手になるというのは、確率で言えば、宝くじと同じようなもの。
だからこそ、今、子供の時に努力をしなければ、プロになる夢をつかむことはかなり難しい。

プロサッカー選手という夢を持っている子は、ぜひ、今、努力をして欲しいと思う。

 

K 突然の訪問ありがとう。
また、ドイツサッカースクールへ遊びに来て、子供たちと一緒にボールを蹴ってくれ!
連絡、待っています(笑)。

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