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『 必要な物を必要なだけ取り入れている(食べている)か 』 原田さんのちょっと小耳に入れたい話③

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* 必要な物を必要なだけ取り入れている(食べている)か *

 

5大栄養素は覚えておられますか?

①炭水化物
➁タンパク質
③脂肪
④ミネラル
⑤ビタミン

これらをバランスよく摂取できるようにメニューを考えて毎日の食卓を整えましょう、と言うのが基本です。
その「バランス」が難しいのよ、と言う声が多くあり、解りやすいように考え出されたのが 図1「フードガイドピラミッド」です。

図1

 参考)アメリカ:農務省

 

これはアメリカの農務省で考案されたものを長く基本に使って来たのですが、日本独自の物を、と厚労省が作成したものが 図2「食事バランスガイド」になります。

 

図2

参考)厚労省、農水省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/gaido-kihon.pdf

 

どちらも一度は目にしたことがあると思います。

 

 

私はピラミッドの方が簡単で解りやすいと思うのですが、ピラミッドの図をさかさまにしたら食事バランスガイドのコマになると思えばどちらも同じです。
どちらもスペースが摂取量を表していると考えて下さい。
主食(炭水化物)を一番多く摂取しないといけないのだな、ということがすぐ解ります。
サービングという単位は1回にサーブされる数=皿と考えて頂ければ簡単ですね。1日に1ピラミッドが理想です。

 

注:昨今言われている糖質制限はエネルギーを運動で消費する機会がない方への別の話とお考え下さい。

 

子ども達は成長するための栄養に加え、スポーツするためのエネルギーも摂らないといけません。
エネルギー源の糖質を制限する訳にはいかないのです。
炭水化物に次いで大きいスペースは、野菜に果物です。
ピラミッドの下の2段=基礎になっている部分は植物性の食品になりますね。
その上に動物性のタンパク質が乗っていますが、乳製品が半分、肉や魚、卵などが半分です。
最上段は砂糖と油(脂肪)ですが、図を良く見てみると、どの段にも砂糖と油の粒がちりばめられているのがお解りかと思います。
肉の脂身とか果物の果糖など、もともと食品に含まれるものです。
そして、調味料で加えられる糖分(酒、砂糖、みりんなど)や調理するための油脂も加わります。
なので、あえて油や砂糖は取らなくても摂取できてしまうから、くれぐれも摂取量には気をつけましょう。

 

実はこのピラミッドのバランス、意識しなくても従来の和食であれば理にかなっているのです。
戦前の日本の食事が世界の健康食と言われた時もありました。
味噌汁とご飯(白米だけではなく、麦飯や雑穀米も望ましいです。雑穀からは微少ミネラルが期待できます)、焼き魚などの主菜にお浸しや煮物などの副菜、漬物(野菜を食べる知恵の1つ)…。
難しいことは何もありません。
お子さんの好物と言えばカレーにハンバーグと、とかく洋風になりがちかも知れませんが、どちらも野菜を多めにするなど材料に工夫すれば栄養バランスを工夫することができます。
栄養バランスを取る中でそれぞれのご家庭の味を作っていって下さればと思います。

つづく

 

2018年度トゥラウムアカデミー・ジュニアユース体験練習会について

 

ドイツサッカースクール・メディカルスタッフ
森林セルフケアステーション Zitterhouse
原田 純子

389-1303長野県上水内郡信濃町野尻3884-410
026-255-3817.
zutterhouse@outlook.jp

【経歴】
元浦和レッズ・ハートフルクラブ メディカルスタッフ
元三菱重工サッカー部 マネージャー
元公益財団法人 三菱養和会 メディカルスタッフ
元青山学院初等部 養護教諭

【資格】
保健師
看護師
養護教諭
高等学校教員(保健)
森林セルフケアコーディネーター(NPO法人日本森林療法協会)
森林セラピスト(NPO法人森林セラピーソサエティ)
森林ソムリエ(フィトセラピー協会)
メディカルハーブコーディネーター(日本メディカルハーブ協会)

 

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