ＵＥＦＡユーロ２０１６（ヨーロッパ選手権）が開幕した。

俺は、ドイツ時代、ＵＥＦＡユーロを３大会、現地のスタジアムで見た。

１９９６年イングランド大会は、聖地ウェンブリーで、ドイツ対チェコの決勝。
２０００年ベルギー・オランダ大会は、オランダ対イタリアの準決勝。
２００４年ポルトガル大会は、ポルトガル対イングランドなど準々決勝を２試合。

ＵＥＦＡユーロは、ワールドカップのようなトップパフォーマンスが見られる。
本場ヨーロッパのトッププレーヤーたちが、自身のプライドと、国の期待を背負って戦う。
ドイツ人は、ユーロに南米のチームを数チーム入れたら、ワールドカップになる、と言っていた。
それ程、レベルの高い大会である。

ユーロの各試合に多くのサポーターが集まる。
スタジアム全体は、対戦する２チームのサポーターのみで埋め尽くされる。
ワールドカップは、大陸間を越えてやってくるサポーターの数に限りがある。
しかし、ヨーロッパは地続きの為、ユーロは、自国を応援するサポーターが、スタジアムに集結する。
２チームのサポーター達が集まった町と、スタジアムの雰囲気は、最高だ。

ユーロ２０１６の開幕戦。
フランス対ルーマニアを見ていた時、自分が見に行ったスタジアムの雰囲気を思い出していた。
国歌斉唱の大合唱、そして、対戦する２カ国のカラーに、スタジアムが色付けされる。
あの空気感が懐かしい、素晴らしい。
これから１カ月、ヨーロッパＮｏ．１を決める熱い戦いが続く。
そして、またあの盛り上がりを味わえるのは幸せだ。
１か月間、ＴＶ観戦ではあるが、ユーロ２０１６を存分に楽しみたいと思う。