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ゴールを狙う、ちっちゃな子どもたち vs ボールを蹴りまくるコーチ

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昨日のブログの続き。

 

ちっちゃな低学年の子どもたちのシュートを、バンバンと蹴り返していた理由は、昨日書いた。
遠くへボールを蹴られて、 『 もー! 』 と言う子もいたが、みんなボールを拾いに走る。
戻ってきたら、また、 『 コーチー! 』 と叫んで、シュートを打ってくる。
子どもたちは、 あっちこっちから『 コーチ! コーチ! コーチ! 』 と叫び続けるから、大変。
おまけに、順番を待てない子は、勝手にシュートを打ってくる。
一度に3個くらいのシュートボールが飛んできて、私が危ない時もある(笑)。

 

なぜ、私に、ボールを蹴飛ばされ続けても、ゴールに向かってシュートを打ち続けるのか?

 

それは、私が、ゴールの決まったボールは、蹴り飛ばさないから。
子どもたちは、ゴールを決めたら遠くへボールを取りに行かなくて済む。
多くのボールはバンバン蹴り飛ばされ、走っている子が多くいる中、ゴールが決まるとそこにいられる優越感と喜びが、ある。
ゴールを決めたら嬉しい、と言うわけだ。
子どもたちは、ゴールが決まるとガッツポーズや、ヤッターの大きな声が出る子もいる。
そこで子供たちの最高の感情表現を見ることもできる。
達成感も感じられる。
だから、子どもたちは、ボールを拾い、またシュートを打つ。
ゴールが入らなくても、何度でも何度でもやり続ける。

この光景は、やらされてやっているのではなく、子供がやりたくてやっているから。

スクール前なので、子どもたちは私に向かってシュートを打つ必要が無い。
私に蹴り飛ばされて、ボールを拾いに行くのが嫌な子は、他の事をしていればよい。
あくまでスクール前の遊びで、義務ではないので。

しかし、子どもたちは、自分がシュートを打ちたくてゴール前に集っている。
そこに、子どもたち自身のモチベーションがある。

楽しいからシュートを打つ。
シュートを打てば、明らかに、キック、シュートが上手くなる。
ある意味、最高の練習だと思いませんか?

 

 

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