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『インフルエンザになったら?』  原田さんのちょっと小耳に入れたい話 vol.6 - ①

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【トゥラウムアカデミー/ドイツサッカースクール スタッフ募集のお知らせ】

 

またまたすっかりご無沙汰してしまいました。

前回はロシアワールドカップ、今はアジアカップですね。ご無沙汰にもほどがあります、ごめんなさい。

 

さて、今回はインフルエンザの事を少々…。

長野ではちょうど猛威を振るっているインフルエンザですが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか?

学級閉鎖の地域もあるのではないでしょうか?

 

インフルエンザは秋の終わりごろから話題になって、毎年冬場に大流行をみせる感染症なので冬の感染症の代名詞のようになっていますが、実は1年中かかる人がいる病気です。

暑さや湿気には弱いウィルスですが、生き延びられる環境であれば夏場にも患者が出たりします。

残念ながらもうかかってしまった人もいるかも知れませんね。

 

インフルエンザにかかると約7日間ウイルス排出しています。

そこで学校は(大人は仕事も)お休みしなくてはなりません。

現在、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。

つまり、発熱した日を0日と数え、5日目まで、そして熱が平熱に戻ってから2日は自宅休養しなくてはなりません。

この7日間ウイルス排出しているので外出を控える必要があります。

病院で処方されたインフルエンザの薬を服用しても、身体の中のウイルス量を減らすことはできますが、他の人へうつす可能性が減るかどうかについてははっきりとわかっていません。

なので、薬で熱が下がったからと言って、この7日間に頑張って学校に行ったり仕事に行ったりすることはインフルエンザのウィルスを周囲にまき散らすことと同じです。

熱が下がって登校する際には治癒証明書が必要な学校が多いので、再度病院に行ってインフルエンザの症状が治まっていることを医師に確認してもらい、証明書を発行してもらいましょう。

書式はそれぞれの学校で決められている場合が多いようです。

大人も仕事を休みましょうと書きましたが、厚労省では大人の場合の治癒証明の提出を求めないように推奨しています。

ただでさえインフルエンザの対応で多忙なこの時期に、医療機関に負担を掛けないようにするためだそうです。

治癒証明の提出については、それぞれの学校や職場のルールをご確認頂ければと思います。

良い抗ウィルス薬が開発されており、服用すればすぐに熱が下がるようですが、そして熱が下がったら1日も早くいつもの生活に戻りたい気持ちは解りますが、7日間はウィルスを排出しているということをお忘れなく!

つづく

 

ドイツサッカースクール・メディカルスタッフ
森林セルフケアステーション Zitterhouse
原田 純子

389-1303長野県上水内郡信濃町野尻3884-410
026-255-3817.
zutterhouse@outlook.jp

【経歴】
元浦和レッズ・ハートフルクラブ メディカルスタッフ
元三菱重工サッカー部 マネージャー
元公益財団法人 三菱養和会 メディカルスタッフ
元青山学院初等部 養護教諭

【資格】
保健師
看護師
養護教諭
高等学校教員(保健)
森林セルフケアコーディネーター(NPO法人日本森林療法協会)
森林セラピスト(NPO法人森林セラピーソサエティ)
森林ソムリエ(フィトセラピー協会)
メディカルハーブコーディネーター(日本メディカルハーブ協会)

 

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