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遊びから学ぶ! 作戦タイムで逆転勝ち

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先日、ドイツサッカースクールであるゲームをした。

その日に集まった子供たちを二つのチームに分けた。

各チームに一つづつボールを持たせ、相手チームのボールを先に蹴ることが出来たら勝ち。

自分たちのボールを守り、相手チームのボールを蹴るゲーム。

 

青チームと黄色チームに分かれゲームスタート。

相手チームよりも先に3回相手のボールを早く蹴ったチームが勝ち、とした。

第一回戦は、青チームがあっという間に3回ボールを蹴り勝利。

 

その後、作戦タイム。

黄色チームは、全員が集まり一つの輪になって、腰を下ろして何やら話し合いを始めた。

勝った青チームは、子供たちが各々に遊んでいた。

青チームには、勝者の余裕が垣間見える。

さすが、勝者なのか?

 

黄色チームは、かなり長い時間作戦会議をしていた。

 

そして、第二回戦。

黄色チームが、一回づつボールを蹴る度に、みんなで勝利を大いに喜んだ。

彼らは、自分たちのボールを守る守備を固め、攻撃と守備を分業した。

上級生が、自分たちのボールを守り、下級生が、相手ボールを蹴りに行った。

その作戦の結果、今度は、黄色チームが先に三回ボールを蹴り、勝利した。

小学生でありながら、明らかな作戦勝ち。

 

 

二回戦終了時点の結果は、1勝1敗。

次の試合が、決定戦となる。

 

 

その後、再度、作戦タイム。

一回戦に勝ったものの、二回戦に負けた青チームは、話し合いをしない。

おまけに、二回戦に負けた青チームの中には、『 つまんねー! 』 『 おもしろくねー 』 と言う上級生が出てきた。

その間、黄色チームは、先程同様、みんなで輪になって座り込んでの話し合い。

上級生が仕切り、下級生も一緒に全員で作戦会議。

そのチームの様子は、対照的だった。

 

 

そして、いよいよ3回戦。

圧倒的な力で黄色チームが勝利。

黄色チームは1回戦に負けたものの、作戦会議を繰り返し、2連勝しての逆転勝ち。

彼らは、勝つために、下級生から上級生までが一枚岩になった。

特に、グループをまとめ上げた上級生たちは、立派だった。

 

たかが遊び。

たかがゲーム。

しかし、そこに、子供ながらにも、人と人と繋がるコミュニケーション能力が見られた。

負けて苦しい場面で、勝つために子供ながらに考えたリバウンドメンタリティーがあった。

黄色チームの子供たちは、溢れんばかりの笑顔。

『 俺たちやったぜ! 』

と自身に満ち溢れた表情が印象的でした。

 

負けたチームの子供たちも、ここで悔しいと感じ、どうすべきだったのか、次はどうすべきかと考えて欲しい。

 

やっぱり、子供たちの遊びからの学びは大きい、と感じたゲームになりました。

 

 

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